『戦翼のシグルドリーヴァ』視聴後の勝手解釈【ネタバレあり】
皆さん、『戦翼のシグルドリーヴァ』観てますか?
『戦翼のシグルドリーヴァ』全話視聴を終えたので、勝手に物語の解釈をしてみたいと思います。
とんでも解釈なので生暖かい目で見守ってください。
なお、ここからはネタバレを含みますのでご注意ください。
まず、本作ではオーディンを名乗る自称神が現れるところから始まります。
オーディンは自分が認めた娘達に強大な力を与え、敵と戦う手助けをします。
しばらくは敵と戦ったり日常を描いたりといった展開をしていくのですが、途中である事実が判明します。
主人公のクラウディア達がオーディン側の世界に入って調査を行い、そこで北欧神話の壁画などを目にするのですが、実は彼女らには理解出来ませんでした。
そうです、この世界に北欧神話は存在していなかったのです。
神話というものは伝染力が非常に高く、時間が経ったからといってそうやすやすと消えていくものではありません。
当時の言語が絶滅した場合などは言い伝えられる事もなくなりますが、後はよほど古いかマイナーな場合でしょうか。
そうすると、考えられるのはこの世界は並行世界ではないか、という事です。
恐らく我々の北欧神話がある世界で一度ラグナロクを経て力を大きく失ったオーディンが違う形でクラウディア達の世界に現れ終末の戦いを再現し、それに打ち勝つ事でラグナロクを無かった事にしたかったのではないでしょうか。
作中で我々が知る老人の姿をしたオーディンと子供の姿を行き来するのは、そうった平行世界での姿の違いを表現しているのかも知れません。
また、オーディンの娘として描かれるクラウディアですが、作品としてワルキューレが扱われている事もあり、オーディンとヨルズの間に生まれた息子であるトールとシヴ(シフ)の娘、スルーズではないでしょうか。
作中に登場する大きな1本の樹も、「スルーズの木」だと考えれば補足になるでしょう。
スルーズの木の前で佇むもう一人のクラウディア、オーディンの本来の血筋、ワルキューレの一角であり、強き者、スルーズ。
最終回ではクラウディアがスルーズに向けて攻撃し、音声はありませんでしたがスルーズは「ありがとう」と言っているように見えました。日本語なのは気にしません。
平行世界でイメージとして存在するスルーズはもう終わらせて欲しいと願っていたのかも知れません。
最終的にオーディンは並行世界でのラグナロクでも勝利する事が出来なかったのですが、ワルキューレである娘達に引導を渡されたのであれば、きっとオーディンもヴァルハラに迎え入れられたに違いないでしょう。
さて、気になるのは今後のワルキューレ達です。
最後にまた出撃しているように見えたのですが、もしかして今度は他の神話から神がやってきたりしたのでしょうか?
彼女達の戦いはまだまだ終わらない!?