「戦翼のシグルドリーヴァ」に感じた足りないもの?
みなさん、アニメ観てますか?
先日「戦翼のシグルドリーヴァ」を観ていてふと何か物足りないなと感じた瞬間がありました。
誤解のないようにことわっておくと「戦翼のシグルドリーヴァ」は出来の良いオリジナルアニメですし、私の好きなアニメのひとつになりました。
ですので特に何かが悪いというわけではありません。
では何が足りないと感じたかは後で述べるとして、
まずはみなさん、飛行機アニメといえば何を思い出しますか?
エリア88?
戦闘妖精雪風?
紅の豚?
マクロス?
ストラトス・フォー?
ラストエグザイル?
スカイクロラ?
風立ちぬ?
色々ありますよね。
私は断然「荒野のコトブキ飛行隊」を推します。
さてそれは何故か?
先ほどの答えですが、私が足りないと感じたのは何かというと、
それは飛行機の「効果音」でした。
「戦翼のシグルドリーヴァ」でもちゃんと飛行機の効果音は盛り込まれてはいるのですが、「荒野のコトブキ飛行隊」は効果音の設計がとにかく秀逸なんです。
細かい作り込み、チョイス、種類の豊富さ、BGMとのバランス、これら全てが文句のつけようがありません。(少なくとも私にとっては)
他の飛行機アニメが悪いのではなく、「荒野のコトブキ飛行隊」がズバ抜けている感じです。
「戦翼のシグルドリーヴァ」では空戦時のBGMが勝っているため飛行機の効果音は(言い方は悪いですが)オマケのように感じられました。
その代わりというわけではないですがBGMは素晴らしいですよ。すごく煽られました。
とは言え、この辺の音響周りは何に重点を置くかの方針があると思うので、一概にどのやり方が良いというものでも無いですよね。
ストーリーや流れを重視するなら効果音は抑えめの方が良いでしょうしこだわる必要もないでしょう。
話は戻って「荒野のコトブキ飛行隊」。
具体的に何が良いの?となるわけですが、
例えば、
エンジン音や機銃の音が機体によって違うのは当然として、
急旋回時に機体が軋む音、
上昇・下降時にエルロン(補助翼)が悲鳴を上げる音、
機体の素材を考慮した被弾音、
機体の挙動に合わせた風圧による音、
などなど、例を挙げればキリがありません。
そしてそれらがどの位置からカメラで撮っているかでも変わります。
コクピットの中で聞こえる音なのか、
ドッグファイトを追いかけるカメラ視点の音なのか、
ロング・ショットで遠くから聞こえる音なのか、
正直、私の言葉をどれだけ並べても意味が無いと思います。
ちょうど第1話がYouTubeで公開されているので興味が出てきた人はそちらを視聴していただきたいです。(ページ下部参照)
ただし一つ注意があります。
是非ヘッドホンで聴いてください。
「そんな音も入れるの!?」と驚くような効果音を堪能出来ます。
ちなみに「荒野のコトブキ飛行隊」自体は同じカットに手描きと3Dのキャラが混在する不思議な絵作りがされているので見た目で拒否反応を起こす人もいるかもしれませんが、それらが許容できるくらい素晴らしい音作りだと、私は思います。
荒野のコトブキ飛行隊 ©荒野のコトブキ飛行隊製作委員会